1947-12-08 第1回国会 衆議院 国土計画委員会 第34号
上流水源地帶は荒廢のまましかもはげ地を水源とする松太、仁用元、久藏本山等の諸渓流より流出する土砂は、年々渡良瀬川の河床を惡條件に導きいたるところ、今次の大洪水を迎え一瞬にして栃木群馬兩縣の流域地區及び桐生足利の兩都市は莫大なる損害をこうむつたのであるが、再建途上にあるわが國産業界において、右兩都市の持つ重大使命竝びに本河川の重要性に思をいたされ、再度かかる惨害を招ねかざるよう、本川上流に拔本的河川改修竝びに砂防工事
上流水源地帶は荒廢のまましかもはげ地を水源とする松太、仁用元、久藏本山等の諸渓流より流出する土砂は、年々渡良瀬川の河床を惡條件に導きいたるところ、今次の大洪水を迎え一瞬にして栃木群馬兩縣の流域地區及び桐生足利の兩都市は莫大なる損害をこうむつたのであるが、再建途上にあるわが國産業界において、右兩都市の持つ重大使命竝びに本河川の重要性に思をいたされ、再度かかる惨害を招ねかざるよう、本川上流に拔本的河川改修竝びに砂防工事
この議會に申し上げておきたいと思いますことは、日本海に面しまする港灣は、おおむね太平洋沿岸と異なりまして、川に關係のある港灣が多いのであります、河口に港灣施設がありまする場合は、奥地におきまする河川改修竝びに砂防工事と相まちまして、その河川の整備のいかんが、河口の港灣に非常な影響をもつものでございます。